子供のわきが
わきがは何歳ぐらいから始まるものでしょうか?
わきがの特有のにおいの原因となっているのがアポクリン腺と呼ばれる汗腺です。このアポクリン腺は幼少時期にはおとなしくしていて、第二次性徴期(成長期)に一気に増加しだします。
逆に第二次性徴期(成長期)以降には増加しませんので、第二次性徴期(成長期)を迎えているお子様であれば、しっかりとした治療を行えば、その後再発することはありません。
ここで第二次性徴期(成長期)というのは、平均で男子が11歳半、女子が10歳ですので、小学校4・5年生ということになります。
当院でも子供さんのわきがのご相談は小学校4年生ぐらいから来られます。
3年生までのお子さんはまず来られません。
4年生でもしっかりとした女の子なんかは自分で病院に行きたいとお母さんに相談される場合もありますし、逆に子供さんは気にされていないのにお母さんが気にして連れて来られる場合もあります。
そういった場合はたいていお母さんまたはお父さんがわきがであり、ご自身がそれで苦労した経験から早めの治療を希望して病院にこられます。(両親がわきがの場合、90%の確率で、片親がわきがの場合、70%の確率で子供にわきがが遺伝すると言われています)
わきがのセルフチェック
※チェック数が3つ以上あるお子様はわきがの可能性が高いです。
ミラドライの登場で
子供のわきがの治療の選択肢が
広がりました
- 切らない傷跡なし
- ミラドライの最大の特徴は、皮膚表面を切らずに施術をすることです。皮膚を切らないので、傷跡が残りません。施術後多少の腫れはありますが、日常生活には影響がありません。 麻酔はお子様でも負担のない方法でいたしますのでご安心ください。
- 短い治療時間とダウンタイム
- 切る手術はお子様への負担が大きいことや学校や体育の授業を休む必要があります。ミラドライは術後安静の必要がありませんので、学校でわきが治療を受けたことが周りにばれてしまうこともありません。切る手術のように傷を固定する必要がないので、施術後はほぼ普段通りの生活が送れ、お子様の心と身体にやさしい治療方法です。
注射や手術による治療法
- 剪除法(切る手術)
- 脇の下を3~5cmほど切開し、皮膚を裏返すと粒状に並んだ汗腺(アポクリン腺とエクリン腺)が現れます。そのひとつひとつを目で確認しながら取り除いていく方法です。入院の必要はありませんが、1~2週間は脇をしめて上半身の安静が必要です。傷は徐々に目立たなくなるものの、基本的には一生涯残るものです。
- ボトックス注射
- 注射により発汗を抑える多汗症の治療法です。手術を懸念する方や症状が軽度の方、一時的に汗の量を抑えたい方に向いています。脇に注射を打つだけのため、治療時間が10分程度と短いです。
- 効果は半年程度が目安。
- 定期的に通院していただき注射を続ける必要があります。
- 治療を継続する場合、長期的には費用負担が高くなります。