ミラドライの効果の出る仕組み
ミラドライでは、マイクロウェーブと呼ばれる電磁波を脇の皮膚の表面から照射します。
これにより、ニオイや汗のもととなるエクリン腺とアポクリン腺の双方の働きがほぼ消失します。
皮膚の表面は冷却装置により冷却しているので安全は確保されますが、皮膚の内部は一時的に熱傷を起こした状態になります。しかし、皮膚内部の炎症も照射後の冷却を適切に行えば、数日違和感がある程度で自然に治まっていくのでご安心ください。局所麻酔、丁寧で確実な照射、術後の冷却をそれぞれ適切に行うことで、術後のトラブルもなく、確実なわきが治療の効果を得られます。
マイクロウェーブについて

マイクロウェーブは、短い波長域の電波のことで、これ自体は衛星テレビや携帯電話といった製品に利用されている、身近な存在です。医療機器としても世界中ですでに、腫瘍、心臓、泌尿器の治療などで活用されており、高い安全性と効果が実証されています。

ミラドライで採用しているマイクロウェーブの波長は電子レンジのものと似ています。この種の電磁波は水分に反応して、熱を発するという特徴を持っていて、ミラドライの電磁波は、汗腺にある水分に反応し、熱エネルギーによって破壊できる仕組みです。

しかし、ミラドライの波長は、電子レンジと違って電磁波が拡散せず、集中的に狙った部位に照射できるように設計されています。したがって、汗腺が多い皮下2~3mmの層にエネルギーが集中するようになっています。
ミラドライはどなたにも対応します
皮下組織に熱を加えるだけなので、基本的に不適応な方はいらっしゃいません。
しかし下記の方は対応できませんのでご注意ください。
- 妊娠中の方(施術の痛みや刺激で早産・流産の危険性が考えられるため)
- 心臓ペースメーカーをはじめ体内に埋め込むタイプの電子機器を使用している方
(マイクロウェーブがペースメーカー等の電子機器に影響を与える可能性があるため) - リドカインやエピネフリンを含む局所麻酔に対して抵抗性や過敏性がある方
(ミラドライの施術前に局所麻酔を施す必要があるため) - 酸素補給が必要な方