痛みや腫れ・・・ミラドライ後のダウンタイムを早く押さえる方法!
傷跡を残さず、比較的手軽にワキガや多汗症を治療できるミラドライ。
一度の施術で半永久的な効果を得られ、ダウンタイムも短い治療法ですが、術後の痛みや腫れが全くないわけではありません。
多くの方は、施術当日の晩から翌日まで痛みや腫れが出ます。それは1週間後ぐらいに落ち着き、2週間後には痛みも内出血もほぼなくなるのですが、まれに間違った過ごし方や医師の指示が守られないことによって、副作用が強まることがあります。
そこで、ミラドライの施術当日から効果が安定するまでどのくらいかかるのか、どのように過ごせば良いのか、術後の腫れや痛みを抑える方法についてお伝えします。
【目次】
ミラドライのダウンタイム、いつまで続く?
・施術後の痛みは?
痛みや腫れは、施術当日の夜から翌日にかけてピークになります。少しでも緩和するためにアイスパックでワキを冷やしながら安静に過ごして頂くと良いでしょう。
ミラドライの施術中は、麻酔が効いているため痛みを感じませんが、終了すると麻酔が徐々に取れて、数時間後からヒリヒリした感覚や、つっぱり感を生じることがあります。しかし翌日には痛みが治まったという方がほとんどです。
・施術後仕事ができるのは?
個人差がありますが、一般的に治療を受けた多くの患者様は翌日から日常生活を送ることができますので、お仕事にも復帰されています。
治療後1週間ほど経つと、術後の痛みや腫れ、内出血などもほぼ落ち着きます。臭いや汗の量の改善にも即効性があり、ほとんどの方が効果を実感します。
ただ、激しい運動やサウナなど体温が上昇する行為や、摩擦によって痛みや腫れを悪化させる可能性があるため注意が必要です。
ミラドライ治療後の腫れや痛みを早く治す方法
術後に感じる腫れや痛みの強さには個人差がありますので、一概には言えない面もありますが、アイスパックで冷やし、病院などで渡された鎮静剤を飲めば治療当日から落ち着くという方がほとんどです。
濡らして冷やしたハンカチやタオルなどを巻いてワキにはさみ、冷やす作業を繰り返して頂くと、腫れや痛みが早く治ります。
ただし、当て布をせずに直接保冷剤を押し付けたり、長時間冷やし続けたりしない様にしてください。低温やけどなどトラブルの元になります。
入浴は当日から可能ですが、3日間程度はぬるめのシャワーで短時間に済ませるのが良いでしょう。お湯に長時間つかったりすると、ワキに熱がこもってしまうことがあります。
シャワーを浴びる際にも、ワキを重点的に濡らしたり温めたりして刺激を与えることは控えて下さい。
ダウンタイムのNGケア
あまりに血流が良くなることで腫れや痛みが増す可能性があります。術後しばらく避けた方が良いことを挙げてみましたので、参考にしてみて下さい。
・入浴は施術3日後から(シャワーは当日からOK)
・激しい運動は、1~2週間控えるように
・術後3日ほどは飲酒をしないように
・脱毛サロンなどでの脱毛は、施術前1週間、および術後1カ月は控える
・ワキ毛の自己処理は、施術の前日までに
激しい運動やサウナのように体温が上昇して血流が良くなり過ぎる行為は、腫れや痛みを強くすることになるので、1週間ほど控えることをおすすめします。
ミラドライ後のワキは、しばらくデリケートな状態です。1カ月後ぐらいは脱毛も控え、ゴシゴシ強くこすったり、掻いたりしないようにしましょう。
ダウンタイムの痛みが1カ月以上続く場合は?
通常ですと、多くの方は2週間ほどで痛みや内出血、腫れはなくなります。
しかし、1カ月以上長期にわたって続くという方は、まず施術を受けたクリニックを受診しましょう。
治療後の痛みや腫れは、通常一次的なものですが、それがずっと治らない場合は、医師による専門的なアドバイスや対処が必要となる可能性があります。
しばらくすると、脇の臭いは戻る?
患者様によっては、ミラドライ治療直後には収まったと思えた汗や臭いが、しばらくして戻ったように感じることがあります。
ミラドライの施術は、1回の照射で破壊できる汗腺は7~8割です。ほとんどの方は、この段階で臭いが気にならなくなりますが、破壊されなかった残りの2~3割の汗腺は、照射後に多少ダメージを受けたものの、また徐々に回復していきます。
そのため、半年ぐらい経って臭いが再び戻ったと感じる方がいらっしゃいます。
また、特に汗や臭いに敏感だった方は、通常の汗や臭いが気になることがあります。
ミラドライの効果は約半年後に安定してきますので、もし症状が気になった場合は、しばらく様子を見て頂き、再度医師に相談してみることをおすすめします。
ミラドライは、マシンを使用した治療ですので、どこの医療機関やクリニックで受けても同じと思われがちです。しかし、実際には施術の技術や仕方によって効果と副作用に大きな差が生じることがあります。
当院では、術後の痛みや腫れなど患者様のご負担をできる限り抑えながら、治療効果を最大限に高めるようミラドライの施術を行っております。
脇の臭いや多汗でお悩みの方で、治療をご検討されているという方は、お気軽に当院までご相談下さい。
記事監修
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大西 勝 院長
医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院
国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。