ワキガセルフチェック②わき毛の濃さはワキガに関係するの!?
2018/11/22
わき毛が濃いことがワキガセルフチェック項目になる理由
独特なニオイがあり、知らず知らずのうちに周囲に不快な思いをさせてしまう可能性のあるワキガ。
自分の体を綺麗に保っていても、ニオイが出てしまうため、本人にとっても心理的なプレッシャーがかかってしまいます。
また、人は自分のニオイには鈍感なものです。そのため、一度はセルフチェックでワキガかどうかを確かめてみることをおすすめします。
今回はわき毛の濃さからワキガかどうかをチェックする方法を紹介します。
しかし、そもそもわき毛の濃さとワキガは関係があるのでしょうか?
ワキガの原因となるのはアポクリン腺などの汗腺だといわれています。このアポクリン腺自体は誰にでもあるものなのですが、アポクリン腺から出る汗に菌が繁殖することによって、ワキガ特有のニオイが発生します。
わき毛の量が多い人はこのアポクリン腺の数が多く、働きが活発である可能性も高まります。そのため、ワキガかどうかを見極める基準の1つとしてチェックしておきたいですね。
わき毛の処理がワキのニオイ対策に効果があることも。
ワキガのニオイは汗をかいたワキに菌が繁殖し、菌が汗の成分を分解することで発生します。
そのため、汗をかいたらすぐに拭き取ることはワキガのニオイ対策として有効です。
わき毛を処理しておけば、汗をかいてもムレにくくなり、乾燥した状態を保ちやすくなります。
わき毛が多い人は汗が毛に付着して残りやすく、菌が常在しやすい環境を作り出してしまっているケースがあります。適切な方法でわき毛を処理しておくことで、ある程度ニオイを軽減できると考えられます。
毛の処理は正しい方法で。
わき毛の処理を間違ってしまうと、かえって毛穴を傷つけてしまう可能性があります。
おすすめできないのは、無理に手やピンセットなどで毛を抜いてしまうことです。
毛穴に大きな負担がかかるため、脇全体にダメージが残ります。皮膚の表面が傷ついてしまうとそのぶん、菌も入りやすくなってしまい衛生的にもよくありません。
アポクリン腺が刺激を受けて、かえって活発に働いてしまう可能性もあります。
わき毛をケアする際はカミソリで優しく剃るか、短く切るなどの方法がおすすめです。剃る際には肌の角質を傷つけないように注意が必要です。
それでもニオイが気になる場合は、早めの治療を。
今回は「自分はワキガかも…?」と悩んでいる人のためにわき毛の量で見極めるセルフチェックを紹介しました。
しかし、もしわき毛を剃るなどの方法でもニオイが改善できていない場合は、クリニックでの治療を検討するべきかもしれません。
大西皮フ科形成外科では、「ミラドライ」と呼ばれる機器を使用してワキガ治療を行なっています。
従来のワキガ治療とは違い、切開する必要がないため身体へのダメージも軽減。傷跡も残りません。特殊な電磁波を当てることで、ワキガの原因となる汗腺を破壊するのがミラドライなのです。
わき毛の量を減らすのは、あくまで「ニオイを広げにくくする」ための応急処置的な方法です。
ミラドライはワキガの原因となる汗腺そのものを取り除くため、一度施術を行うだけで大きな効果が期待できると考えられます。
また、ダウンタイム(治療後の回復期間)が短いのも特徴の1つです。日帰りでの施術ができて、副作用がほぼないのもミラドライのメリットといえます。
セルフチェックで「ワキガかも…」と思った人は一度、気軽に相談する気持ちで来院されてはいかがでしょうか?
記事監修
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大西 勝 院長
医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院
国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。