気になるわきがの治療費について、徹底調査
2017/10/26
わきがは「治療して治すもの」という認識も広まってきています。自分に自信を持つためにも、ぜひ積極的に検討したいところですが、「費用面で不安がある」という方も多いことでしょう。実際にわきが治療をするためには、どれぐらい費用がかかるのでしょうか。
①わきがの治療には色々な種類が。治療費もそれぞれです。
わきが治療はいろいろあり、それぞれで費用負担金額も違ってきます。主な治療方法と、費用負担の詳細についてまとめます。
ミラドライ……約350,000円~450,000円
特殊なマイクロ波を用いて汗腺を元から破壊していく治療方法。ダウンタイムが短く治療当日から日常生活を送ることができます。保険適用不可。効果確実。
剪除法……【保険適用】約40,000円 【自由診療】約300,000円
わきの皮膚をメスで切開し、医師が目視で確認しながら汗腺を除去していく治療方法。術後約1〜2週間、上半身の安静を保っていただき、医師の許可が出るまで傷を濡らすことができません。クリニックにより保険適用可。効果確実。
電気凝固法……約30,000円~
専用のハリを用いて毛根に電気を流し、凝固。費用は施術範囲によって異なります。保険適用不可。効果不確実。
吸引法……【自由診療】約150,000円~
小さく切開し、皮下脂肪と汗腺を一緒に吸い出す治療法。効果不十分。
マイクロリムーブ法……約200,000円~300,000円
小さく切開し、マイクロシェービングコンソーラーで汗腺を破壊する治療法。保険適用不可。効果は術者による。
レーザー治療……約80,000円~90,000円
レーザーを用いて、汗腺を破壊。完全に除去するのは難しい。保険適用不可。効果不確実。
ボトックス治療……約50,000円~100,000円程度
ボトックス注射を打つことで、アポクリン汗腺の動きを鈍らせる治療法。
重度の場合、保険適応化。効果は3〜6ヶ月。
治療費だけを見ると保険適応の剪除法が一番安いということになります。
②一番安い治療方法は保険適用のもの? 効果はあるの?
先ほどまとめた情報を見れば一目瞭然ですが、「もっとも安く治療を済ませたい」と願うのであれば、保険適用される「剪除法」を選択するのが一番です。
剪除法の特徴は、「わきにメスを入れ、医師が目で確認しながら汗腺を除去していく」というものです。細い管を入れて汗腺を吸い出す「吸引法」と比較すると、医師が確認しながら治療を行ってくれるために、再発のリスクが少ないと言われています。(ただし効果は術者による。)
しかし剪除法にもデメリットはあります。まずは手術ですので術中・術後の「痛み」の問題です。もちろん医師の指示のもと、痛みをコントロールしながら手術は行われますが、感じ方には個人差があります。まだ幼いうちに手術を行いたいと考えると、身体的、そして精神的な負担が大きくなってしまいます。
また、皮膚を切開することにより、ダウンタイムとして1〜2週間ほどの時間を要します。この期間は腫れや痛みが気になるほか、日常生活が制限されることがあります。さらにダウンタイムが終了したあとも、患部には傷口が残ってしまいます。
保険が適用されることで治療費を低く抑えられるのは嬉しいですが、身体的・精神的な負担大というデメリットについてもきちんと考慮することが重要です。
③費用にも効果にも納得のいく治療をしよう!
わきがの治療を検討する際には、どのような治療を受けるのか迷う方も多いことでしょう。治療にはどうしても費用がかかりますから、できるだけ負担を小さくしたいと願うのは当然のことです。
しかしながら、外科的治療は一生を左右する大切な事ですので治療法は慎重に選択する必要があります。
ミラドライは、保険適用可の治療法と比較すると、確かに高額です。しかしダウンタイムも短く、何よりわきに傷跡が残ることはありません。特に女性の場合は、夏のファッションや水着でわきを露出することもあるでしょう。このような場面でも、自信を持ってオシャレを楽しめます。
ミラドライは、わきが治療法の中でもしっかりとした効果が実感できる方法として人気を集めています。ミラドライについて気になったら、まずは大西皮フ科形成外科医院にご相談ください。ミラドライのメリットや具体的な治療方針など、丁寧にご説明いたします。もちろんご相談だけでもお気軽にどうぞ。
記事監修
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大西 勝 院長
医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院
国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。