保険を使ったワキガ治療、効果はあるの?保険適用の基準は?
2017/11/29
ワキガ治療を考えている方にとって、気になる事の1つは保険が効くかどうかではないでしょうか? もしワキガ治療に保険が使えるのなら治療費の負担が非常に少なくなりますが、効果や保険適用の基準が気になりますよね。詳しく解説します。
■保険を使える治療方法は4種類!
皮膚科などを受診してワキガと診断された場合、ワキガの治療を受けることができます。ワキガの治療方法は以下の4種類です。
外用薬
注射
手術
それ以外
外用薬と注射は、ワキガの程度が軽~中等度の方向けの治療です。ワキガの原因となるアポクリン汗腺を除去しない治療法なので温存法と呼ばれます。
外用薬では塩化アルミニウム溶液を塗るのがポピュラーです。アルミニウムイオンがニオイのもとになる物質の分泌を抑制します。
治療費の相場は保険外で2,000円~5,000円ほどとなっています。
ボトックス注射は施術範囲に1センチ間隔で皮下注射していく方法です。ボトックスが神経伝達物質のアセチルコリンに作用し、治療した汗腺からの発汗を抑制します。
保険適用される場合とされない場合があります。重度の場合は保険適応され、保険適用された場合の相場は3万円程度です。
手術と手術以外の治療法では、アポクリン汗腺を除去・破壊します。ワキガの程度が中等度~重度の方向けの治療となっています。
手術のうち、剪除法は保険適用される治療方法です。皮膚をメスで裏返し、汗腺を目視で除去していきます。治療費は3割負担で5~6万円程度が相場です。
手術以外の治療法では、傷跡を小さくする非侵襲性の治療が行われます。電気、超音波、マイクロウェーブ波などを使用します。
保険が適用されないので、治療費の相場は25~45万円~と高額です。
■保険が適用される基準は何?どうやって判断されるの?
ワキガに保険が適用される場合とされない場合があるのは不思議ですね。保険が適用される基準は何なのでしょうか?
ワキガ治療といっても病院によってできる範囲が異なります。まずは剪除法など、保険適用される治療方法を明記している病院を調べましょう。
吸引法やマイクロウェーブ法など、傷が少ない治療法は美容整形の要素を含んでいるため保険外となります。
非侵襲性の治療は審美的配慮がされる一方、自由診療となるケースが多いので、保険適用を希望するなら保険適用されやすい剪除法を検討することになります。
ただし剪除法による手術でもクリニックにより技術が大きく異なりますのでキレイに施術されるケースが少なくありません。口コミなどで調査しておくと安心です。
ワキガに保険が適用されるのは、医師にワキガと判断された場合のみです。一般的に保険の範囲内とされている治療方法でも、医師にワキガと診断されなければ保険適用外となります。
ワキガの判断は主に医師の嗅覚で行われます。診察の際、ワキガの「証拠」となるような衣服を用意すると嗅覚での判断がしやすいです。
ちなみにワキガに保険が適用された場合、生命保険の手術給付金も出るとされています。相談してみましょう。
■保険を使ったワキガ治療は、大西皮フ科形成外科医院までご相談ください。
大西皮フ科形成外科医院では、主にマイクロウェーブ波による治療「ミラドライ」を行っています。
メスを使わずに汗腺を破壊する治療方法ですので、傷跡を残さず半永久的にワキガによるニオイや黄ばみをなくすことができます。
皮膚を切開しないため、感染症の心配は不要。傷跡に包帯を巻かなくてもよいので、ノースリーブを着てもまわりの方にワキガの治療をしたと知られずに済みます。
しかしミラドライは審美性に優れた治療方法でもあるため、保険の適用外となっています。ミラドライでのワキガ治療費は両脇で350,000円です。
いくらワキガがキレイに治療されるのでも、金額がネックという方もいるのではないでしょうか。
自由診療でワキガを治療しようとすると高い診察費に悩まされるため、できるだけ保険適用内での治療を希望される方は多いと思います。
大西皮フ科形成外科医院では、保険を使ったオリジナル剪除法も行っています。
保険を使ったワキガ治療も大西皮フ科形成外科医院にご相談ください。
記事監修
-
大西 勝 院長
医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院
国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。