手足・脇の多汗症に!当院オリジナル制汗剤O.L.&パースピレックス
2020/07/1
昔から手足や脇に汗をかいたり、大人数の前に出て緊張した時や失敗を許されない場所などで、大量の汗をかいてしまったりというお悩みを持っている人もいるでしょう。
汗をかきやすい体質のこともありますが、もしかしたら多汗症という病気かも知れません。
今回は、多汗症とは何かや治療方法などをご紹介します。
そもそも多汗症って何?
多汗症とは、異常な量の発汗をしてしまう病気のことで、幼少期または思春期に発症します。
はっきりした原因は不明のままですが、精神的な緊張やストレスが原因で汗をかいてしまう「精神性発汗」が過剰に起こっている状態です。
気温が高い日や、運動をした時に汗をかくのは自然ですが、多汗症になると特に理由がなくても大量の汗をかきます。
多汗症には、手足や脇などの限られた部位のみに汗をかく場合と、全身のいろいろな部位から汗をかく場合があります。
しかし多汗症は、日本では発症している人は約5%と言われていて、世間の認知度があまり高くありません。
そのため、昔から汗に悩んでいたけど、ご自身が多汗症だったと気づいていない患者様や、家族や友人に理解してもらえず、苦労をしている患者様も多くいらっしゃいます。
多汗症かどうかの判断はとても難しく、多汗症を診断する検査はあまりありません。また、患者様の感覚的な部分もあります。
多汗症の方に見られる症状には、以下のようなものがあります。
・緊張すると異常な量の汗が出てくる
・汗が出ていると意識してしまうと、余計に汗が出てくる
・握手をするのを躊躇するほど、手に汗をかいている
・家族や恋人と手を繋ぐのが辛い
・スマホの操作が上手くできない
・下着やシャツに濃い黄ばみが出来る
・汗の臭いや黄ばみが出来ているかもと、他人の目が気になって、仕事や勉強などに集中できない
上記の症状に当てはまるなら、多汗症かも知れません。
一度、医療機関に相談してみて下さい。
気になる多汗症に。効果大の制汗剤でコントロール!
手掌や足、脇などの過剰な発汗で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
当院にもご相談の多いお悩みとなっています。
治療をするほどでもないけど、でも汗を抑えたいという方におすすめなのが、当院オリジナル制汗剤「O.L.」制臭剤「O.O.」や「パースピレックス」です。
発汗を抑えることでニオイの軽減にも繋がりますよ。
忙しくてなかなか通院できない方でも、ホームケアができるアイテムとなっています。
市販の制汗剤は、かいた汗の臭いに対して一時的に作用するだけですが、当院で取り扱っている制汗剤は、臭いの元となる汗の生成を減少したり、中断させたりする画期的なものです。
塗布することで、一時的に汗腺の開口部に蓋を形成しますので、このような効果があります。
多汗症に効果が期待できる、「O.L.」と「パースピレックス」を詳しく紹介していきます。
O.L.
O.L.は、汗を抑える高い効果が期待できる、当院オリジナルの制汗ローションです。
基本的には全身、お使いただくことは可能ですが、20%の塩化アルミニウムを配合したエタノール溶液なので、かぶれることもあります。
そのため、決められたご使用量や塗布する頻度を守るようにしてください。
使い方は、就寝前にお使い頂くのがおすすめです。
汗を乾かした状態で塗布し、自然乾燥させます。
1~2週間ぐらいは毎日使うようにして、効果が現れたら、2週間に1回のペースに変えます。
2,000円(税抜)とお求めやすいお値段になっているので、長い期間使いたい方や、市販の制汗剤ではいまいち効果のなかった方は、一度試してみてはどうですか。
・O.L…2,000円(税抜)
パースピレックス
一般的にアメリカFDAの検査では30%の数値があれば、発汗抑制効果に極めて効果があるとされているところ、パースピレックスはなんと65%の数値でその効果が実証されている制汗剤です。
塩化アルミニウムが、汗腺内の水分(汗)と反応して水酸化塩化アルミニウムを生成し、水酸化塩化アルミニウムが皮膚上層の細胞のケラチンとともに、汗腺内に栓を生成します。
反応中に炎症や痛みを引き起こす可能性のある塩酸を産物しますが、乳酸カルシウムが配合されているため、炎症が軽減され制汗作用が増大します。
1回の使用で3~5日の間は、汗の量や臭いを抑制することが可能です。
お洋服に色移りすることもなく、無香料なので、どなたでもご使用いただけます。
パースピレックスの使い方は、汗腺の活動が夜間には低下するため、就寝前に塗布するのがおすすめです。
効果が現れるまでは毎晩使用して、その後は週に1~2回、または必要に応じて塗布して下さい。
よく乾いた傷のない皮膚に使用し、塗布後は完全に乾くまで衣服は着用しないで下さい。翌朝、水と石鹸で洗い流します。
パースピレックスにはワキ用の「パースプレックス ロールオンタイプ」と、手足用の「パースプレックス ローションタイプ」の2種類があります。
ワキ用も手足用も、配合されている成分は同じものです。
ロールオンタイプは、小回りが利き皮膚に密着するため、しっかりと成分を塗ることができ、脇のようなくぼみがある部分にも、適量を漏れなく塗ることが可能になっています。
ローションタイプは、スピーディーに広い範囲を一気に塗ることが出来ます。
・パースプレックス ロールオンタイプ【ワキ用】…¥7,000(税抜)/20ml
https://o-labo-cosme.shop-pro.jp/?pid=123598641
・パースピレックス ローションタイプ【手足用】…¥7,000(税抜)/100ml
https://o-labo-cosme.shop-pro.jp/?pid=123600724
辛い多汗症にはしっかり治療を
治療をするほどではないけど、対策はしたいという方に制汗剤をご紹介しましたが、多汗症の辛い症状で悩んでいる人は、しっかりした治療をおすすめします。
当院の多汗症の治療には、「手足のイオント」と「ボトックス」や、脇の根本治療ができる「剪除法」と「ミラドライ」があります。
◆手足のイオント
手足のイオントとは「イオントフォレーシス療法」と呼ばれる、手足の多汗症を改善する治療方法になります。
保険適応の治療ですので費用を抑えることが可能ですが、効果が2週間ほどしか持続しないため、2週間毎に1度は受けていただく必要があります。
しかし、メスなどを使用する手術とは違い、1回の施術が10~20分と短く、手足を微弱電流の流れる水に浸すだけと簡単な治療です
そのため、幅広い年代の方に受けていただける治療になります。
◆ボトックス
ボトックスを注入することで、筋肉を動かしたときに出る「アセチルコリン」が分泌されるのを抑えて汗が出る量を抑えます。
ボトックスを1㎝置きほどに数ヵ所注入するだけで、多汗症とワキガに効果を発揮するため、他の治療法に比べると身体にかかる負担が少ないのがメリットと言えます。
また、施術当日に入浴することも可能ですし、ダウンタイムもありません。
だいたいボトックスを注入してから、3~4日で効果が現れはじめ6カ月ほど効果が持続します。
・ボトックス…
【両脇】¥70,000(税抜)
【陰部・手掌・足】¥120,000(税抜)
※上記以外にも、乳輪、顔、頭頂部、後頭部(襟足)、頭全体も可能となっています。
◆剪除法
剪除法は多汗症やワキガを治療する「健康保険が使える」手術方法です。
健康保険が使えるため費用が抑えられる上、根本的な治療をすることが出来ます。
一般的には、脇のしわに沿って小さく切開して、皮膚をひっくり返し、汗腺をハサミで切除していく方法が取られています。
そのため、キズ跡が残り、色素沈着や肌のツッパリ感などがあります。
また、剪除法はダウンタイムが長く、傷口が閉じるまでは通院が必要なため、日常生活にも制限がかかります。
一番怖いのが合併症である「内出血」です。脇は血が止まりにくく、3日以上たつと、皮膚の壊死が起こる可能性があります。そのため1、2日に1回は通院が必要で、スケジュールに影響が出やすい治療法となります。
医師の許可が出るまでは、傷口を濡らしたリ、腕を動かすことができません。
◆ミラドライ
多汗症やワキガに悩んでいるなら、根本治療ができ、ダウンタイムが少ない「ミラドライ」がおすすめです。
マイクロウェーブ(電磁波)を皮膚の下にある2~3ミリの汗腺に、照射することで破壊する安全な治療方法になります。
傷跡が残ることもなく、施術をした日から脇の汗や臭いの悩みから解放されます。
1時間半ぐらいの治療時間で終わり、剪除法と同程度の半永久的な効果を得ることが出来ます。
術後はダウンタイムが少なく、包帯や固定をしないため、日常生活での制限はほとんどありません。ミラドライ後、すぐお仕事に行かれる方もおられます。
【ミラドライの料金】
・モニタープラン…¥250,000(税抜)
・通常プラン…1回目 ¥300,000(税抜)/2回目 ¥135,000(税抜)
※1年以降の2回目 ¥220,000(税抜)
・保証付きプラン…¥400,000(税抜)[1年以内は2回目無料]
※1年以降の2回目 ¥220,000(税抜)
※すべて両脇の料金になります。
忙しくても諦めないで。ライフスタイルに合わせた治療法をご提案します。
大西皮フ科では、多汗症の治療を始め、当院では経験豊富な医師とスタッフが多数在籍しています。
おひとりで抱え込まずに、ぜひ一度カウンセリングにお越し下さい。
記事監修
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大西 勝 院長
医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院
国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。