わきが治療、注射と手術どちらがいいの?
2018/01/30
わきがの治療法は重症度によって異なります。軽度のわきがならデオドラント剤や消臭剤を体や衣服に使用することで対応できますが、耐えきれないほどであれば直接的な治療も視野に入ってくるでしょう。ここではわきが治療の主な方法である、注射と手術について解説します。
わきが治療、注射と手術のそれぞれの特徴
わきがの原因はワキの下にあるアポクリン汗腺が活発化し、汗をかく量が増えてしまうことです。汗が増えると皮膚にいる常在菌が汗を分解して独特なニオイを発します。
ですから、わきが治療では主に患者さんのアポクリン汗腺に何らかの処置をすることになります。
ボトックス注射はわきが治療に効果的です。
ボトックス注射とはボツリヌス菌をアポクリン汗腺に注射する方法のことで、顔面痙攣のリハビリなどに使われてきました。
毒素であるボツリヌス菌を体の麻痺したところに意図的に入り込ませると、アセチルコリンという分泌物の働きが抑制されます。すると筋肉が過剰に動かなくなるのです。
アセチルコリンには発汗をうながす作用がありますから、わきがの方にボトックス注射をするとアセチルコリンの分泌が阻害されることで高い制汗効果が認められます。
ボツリヌス菌を安全に使用するための臨床結果があります。
そのため、ボトックス注射は副作用のない安全な治療法として普及しています。
わきが治療には手術も有効です。メスでワキの下の皮膚を切開してアポクリン汗腺を除去する直視下手術法と、特殊な器具を使用して汗腺を除去・破壊する非直視下手術法の二種類の手術法があります。
■ミラドライ手術がおすすめな理由
ボトックス注射はわきが治療法として一般的で、多くの医療機関で採用されています。
しかしボトックス注射は定期的に行う必要があり、一度の注射で制汗効果が永続的には続かない点には注意が必要です。
ボトックス注射によるわきがの治療には保険が適用されることがありますが、それでも一回の治療費は3万円程度が相場です。
手術代よりも安価だと思っていても、回数を重ねるうちに費用がかさんでしまいます。
わきがの手術は注射とは異なり再発率が低いです。
ですが、現状で最も再発率が低く保険も適用されやすいとされているのは患部にメスを入れる剪除法です。
医師が目視しながらアポクリン汗腺を除去するため信頼度は高いのですが、ワキの下を最低で5センチほど切開します。傷跡は体質によりかなり目立ってしまう事もあります。
また術後は患部をガーゼで固定しますが、糸で強く結ぶ必要があるためタイオーバーと呼ばれる痛みが生じるケースもあります。
ミラドライ手術は非直視下手術法の一つです。非直視下手術法は剪除法よりも傷や痛み・審美性に配慮したものがほとんどですが、ワキの下を少しも切開しない治療法は現在ミラドライだけです。
■ミラドライの手術なら、大西皮フ科形成外科へ
ミラドライ手術法はマイクロウェーブを使ってアポクリン汗腺を破壊します。除去のためには切開が必要でしたが、ミラドライなら患部にマイクロウェーブを照射するだけです。
そのため傷跡はまったく残らない、審美性にすぐれた治療法となっています。
わきがの手術をすると傷跡が残って人目が気になる場合がありますが、傷跡が残らない治療法ならノースリーブを着ても手術のことを誰にも気づかれません。
さらにミラドライ手術法は傷によるダウンタイムが少なく、術後の痛みやリハビリなどのつらさを感じずに済みます。
施術は両ワキで約90分間のマイクロウェーブ照射なので、短時間でわきがの治療ができます。
大西皮フ科形成外科には1000症例を治療してきた実績があります。
経験の浅いクリニックではミラドライ手術の際マイクロウェーブの出力レベルを落としがちですが、大西皮フ科形成外科では最高レベルの出力で広範囲の治療が可能。
安全で効果的な治療を行っています。
しかも ミラドライ公式認定医のもと広範囲への照射や重ね打ちも可能ですので、ミラドライ手術法によるわきが治療としてはトップクラスの効果が期待できます。
ミラドライの手術は、ぜひ大西皮フ科形成外科へご相談ください。
記事監修
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大西 勝 院長
医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院
国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。