ワキガとフェロモンの関係は?

梅雨も明け、これからが夏本番。汗ジミやワキガが気になるという方も多いと思います。
一般的にワキガは不快な臭いを発するため、嫌がられると思いがちですが、ワキガ臭の原因となる汗を出すアポクリン腺は、異性を惹きつけるフェロモンを分泌する組織でもあります。
また性的興奮を感じるとアポクリン腺からの発汗も活発になり、ワキガ臭も強くなるということが分かっています。そこで、今回はワキガの臭いとフェロモン、月経などとの関係を解説していきたいと思います。
【目次】
ワキガの匂いはフェロモンと関係ある?

ワキガの原因になるアポクリン腺から出てくる汗は、タンパク質や脂質を含んでベタベタし、独特の臭いを放ちます。
アポクリン腺から分泌された汗が、皮膚の常在菌と混ざり繁殖する過程で不快な臭いを発生させてしまいますが、アポクリン腺からの分泌物そのものは嫌な臭いではなく、性的な刺激を与える作用があるといわれています。
アポクリン腺は、もともと異性を引き寄せる魅力的な匂い、フェロモンを発生させる器官でもあり、異性に魅力を感じた際には、そこから分泌されるフェロモンが影響していると考えられています。
アポクリン腺は必ずしも悪臭を与えるものではない、ということも理解しておきましょう。
アポクリン汗腺と性ホルモンの関係性

ワキガは、思春期を迎えた年齢から発症しやすいといわれています。女性は初潮を迎えた頃にワキガの臭いが発生するということもわかっています。
これは性ホルモンによってアポクリン腺が活性化され、異性を惹きつけるフェロモンを放出するためです。
女性の場合は、生理の周期によってワキガの臭いが強まったり弱くなったりしますが、性活動が活発になるとアポクリン腺もより活発化し、ワキガの臭いも強くなる可能性があります。
アポクリン腺から放出されるフェロモンによって、魅力的な大人へ成長していくことができるとも考えることができます。
女性のワキガと性ホルモン

アポクリン腺の活性化には性ホルモンが深く関わっているため、女性でワキガを発症している場合には、生理中にワキガの臭いが強まることがあります。
女性ホルモンの影響を受けてアポクリン腺の分泌が盛んになるため、月のある時期だけ臭いを感じ、その他は弱まるという方も少なくありません。
また、脇の下以外にもアポクリン腺は存在していて、胸(乳首)や外陰部、陰毛付近などからもワキガの臭いや独特の臭いを発する可能性があります。
ワキガにお悩みの方の中には、パートナーから臭いを指摘されるというケースも多く、陰部や胸の臭いを取り除きたいと考えている方も少なくありません。
アポクリン汗腺を除去するとフェロモンはなくなるのか

嫌な臭いの元となるアポクリン腺を除去して、お悩みを改善されたい方には手術療法やミラドライの施術を行います。
手術療法は、脇の皮膚を切開してエクリン汗腺やアポクリン汗腺を取り除くため、汗と臭いの元を直接除去でき、しっかりした効果が期待できます。
一方で皮膚に傷が残ってしまうことや、手術後は数日間の生活制限があること、医師によって仕上がりが左右される可能性があるといった点もあります。
ミラドライは、切らずに、脇汗やワキガを改善できる医療機器です。
汗腺は、皮膚下の3mm~5mmほど深いところに集中して存在しています。ミラドライはマイクロ波を使い、この部分に熱を加えてエクリン腺及びアポクリン腺を破壊します。
照射と同時に皮膚表面を冷却して熱によるダメージを防ぎつつ、奥にある汗腺を破壊でき、ボトックスのようなお手軽さと優れた効果が期待できます。
効果は一度の施術で70~80%の汗腺が破壊され、汗の分泌や、臭い物質の分泌も2割~3割にまで減少するということです。
このような方法ですとワキガの臭いは抑えられますが、アポクリン腺を除去することでフェロモンの分泌に影響があるものなのか心配、という方もいらっしゃるかもしれません。
確かにアポクリン汗腺の働きは、フェロモンを作り出していますが、現代人にとってこの働きはほぼ影響がないものになっている、というのが一般的な考えのようです。
人は進化するに従い、アポクリン汗腺からの分泌物をフェロモンとして感じ取る能力を失ってきていて、ただの体臭にしか感じられていないという説もあるからです。
またフェロモン自体、身体的な機能を保つ上ではそれほど重要性はないため、アポクリン汗腺は除去してもマイナスとなる要素は無いと考えられています。
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記事監修

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大西 勝 院長
医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院
国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。






















