わきがが原因のスメハラ。職場で指摘されたらすべきこと
ここ数年話題のスメハラとは?
スメハラは「スメル ハラスメント」の略語で、スメル=におい、ハラスメント=迷惑行為、つまり「ニオイにより迷惑をかけること」です。人々がにおいに対して敏感になってきた昨今、職場でたびたび取りざたされるようになってきた問題です。
においの種類も様々で、香水、柔軟剤のにおいなどもスメハラとされるケースがあります。
過度なにおいは他人を不快にしてしまう可能性があるのですね。
中でもわきがを始めとした体臭は、問題になることが多いスメハラです。
スメハラは、本人には自覚がなく迷惑をかけてしまっているケースが多いのも特徴で、デリケートな問題なので、指摘しづらい点も頭を悩せます。
職場でスメハラ、していませんか?スメハラチェックリスト
自分のにおいは鼻が慣れてしまうので、それが他人にとって不快と感じる場合でも気付かないものです。
あなたはスメハラしていない自信があるでしょうか?
スメハラをしているか、していないかは周りの人の行動でおおよそ判断できます。
次の10個のチェックリストを見て、自分がスメハラをしていないかをチェックしてみてください。
- 自分の周りの席の人がよく席替えをする
- 自分の席の周りに扇風機や消臭剤が置かれるようになった
- 隣の人が席を離れる頻度が多い
- 周りの子供が臭いと言うのをよく聞く
- 電車の中で周りの人が少し距離を取る
- すれ違った人が顔をしかめる
- 話している相手の顔がいつも晴れない
- 近くの席の人がマスクをするようになった
- 夏にはあまり人が近寄ってこない
- 周りの人がタオルやハンカチで鼻を覆うしぐさをよく見る
いかがでしょうか?過度に気にするのはよくありませんが、なんとなく当てはまるものが多いなと感じた方は要注意です。周りへスメハラをしている可能性があります。
スメハラを指摘されてしまったときに、あなたがすべきこと
先程も書きましたが、においの問題は非常にデリケートなので周りが指摘しづらい問題です。香水や柔軟剤に関しては比較的伝えやすいのですが、こと体臭となると周りの人は指摘したくてもできないと言ったことが多いでしょう。
言いづらいということが、より相手のストレスになっているのがスメハラ問題を根深くしています。
そんな中スメハラを指摘されてしまったら・・・・とてもショックですね。においを指摘されるのは人間の精神上、最もショックなことです。落ち込むのは当然のことです。
ですが、すぐには受け入れられないかもしれませんが、まずは周りの人にお詫びして、徐々にでもいいので問題を受け入れていきましょう。
指摘した方もよほど悩んでいたのでしょう。本人に悪気はないのは百も承知で指摘したのだと思います。本人のことを想って勇気を出して言ってくれたのです。においのことを非難されるのはとても辛いことですが、自分が知らずに相手を不快にしていた点がわかったと、ポジティブに考えていきましょう。
周りの人はきっと100%直して欲しいと言っているのではありません。においを抑えるケアをして欲しいと訴えているのです。ある程度の努力が見えれば、逆に好感度を持ってもらえるかもしれません。
とにかくポジティブに考えて、できる限りの努力をしていきましょう。
わきがはクリニックでの治療がおすすめ
わきがを始めとした体臭の対策方法はたくさんあります。においに敏感になってきた世の中だからこそ、においケアの商品はさらに充実してきました。近年ではデオドラントの技術が高まり、強力ににおいを抑えてくれる商品がたくさん販売されています。
積極的にそういった商品を取り入れるのもいいのですが、それでもにおいが気になる、においの悩みを根本的に解決したいという場合はクリニックでの治療を受けましょう。
最も効果的で、最も悩み解消の手助けをしてくれるのがクリニックでの治療です。
中でもわきががスメハラの原因となることが多いのですが、わきが治療でオススメなのがミラドライ治療です。ミラドライは、肌を切らず、根本的な汗の原因を取り除く治療です。従来の制汗スプレーなどによる対策よりも、劇的な改善が見込めます。
わきがによるスメハラを指摘されてしまった場合は、周りとの今後の関係も考え、専門のクリニックに相談してみるといいでしょう。
記事監修
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大西 勝 院長
医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院
国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。