子供わきがの治療にミラドライがオススメな理由
ワキガで悩んでいるのは、実は大人だけではありません。
ワキガ体質は遺伝しやすいため、子供でもワキガ特有のニオイが出始めてしまうこともあります。
特に小学生の場合、体育などの授業で汗をかくとニオイが気になってしまうこともあり、集団生活を送るのに支障が出る可能性もあります。
また、汗腺が発達する第二次性徴期は多感な時期。ニオイが原因で周囲との関係がうまく築けないのは辛いことです。
今回は子供ワキガの治療に焦点を当て、ミラドライと呼ばれる治療機器についてくわしく解説していきたいと思います。
「我が子がワキガかも…。」
と心配な親御さんは、子供にもできるワキガ治療について理解を深めておきましょう。
■子供のワキガとは
子供ワキガの原因は基本的には大人のワキガと変わりません。
エクリン腺やアポクリン腺と呼ばれる汗腺から出る汗は、ミネラル分を含んでいます。ワキに常在する菌がその汗を分解すると、ワキガ特有のニオイが出始めてしまいます。
これらの汗腺は大人になるにつれて発達するため、年齢とともにワキガを自覚し始めることが多いのですが、小学生ぐらいであっても身体的な発達が早いと、ワキガのニオイが気になってしまうこともあります。
ここで理解しておきたいのは、子供のワキガ治療は決してまれなことではないということです。
(たとえば、大西皮フ科形成外科では10歳のお子様を治療させていただいたこともあります。)
また、ワキガのニオイに気がついた家族の方が子供と一緒に診察に来られるケースも多いです。
■お子様がワキガだったら?
子供の身体的発達は昔より早くなっていると考えられており、小学校低学年くらいの年齢でもワキガのニオイが強く出てしまう子供もいます。
とはいえ、精神面ではまだまだ発展途上です。
だからこそ、子供にワキガだという事実を伝えるのは難しいものです。
特に、思春期になれば、心を開いて話をすることのハードルはより上がってしまいます。
驚くことに、ある医師は子供にワキガという事実を伝えないことが大切だと述べています。
子供がワキガだということを自覚してしまうと、 それがショック材料になってしまうから、というのが理由だそうです。
子供の心はデリケートなため、ショックを与えるようなことをいってしまうとその後の人生を大きく変化させることになりかねません。とはいえ、何も対処しないのもおすすめできません。
なぜなら、分別のある大人であれば言わないようなことでも、子供は言ってしまうことがあるからです。
ニオイがきっかけでいじめが始まってしまうことも考えられます。また、学校というのは簡単に変えられる環境ではありません。
一度、周りから「この子は臭い」というレッテルを貼られると、それが卒業までつきまとってしまうことだってあります。
子供にワキガという事実を告げるのは辛いことですが、何もせず放置しておくことも難しいのです。
親御さんにワキガ治療の経験があるのであれば、自身の治療体験を共有してあげるのも大切です。また、ワキガは病気ではなく体質の問題なので治療をして解決をすることが大切だということも伝えておきたいですね。
治療をすることが決して恥ずかしいことではなく、周りへのエチケットとしても重要であることをしっかりと理解してもらうように、治療に進むための話し合いの場を設けられると良いですね。
しかしながら、子供へのワキガ治療の際には注意しておきたいこともあります。
自分が臭いというトラウマを抱えてしまうからです。
■子供の肌は大人よりもデリケート
子供を悩ませないためにもなるべく早くワキガの治療をすることが大切でしょう。
しかし、子供の肌は大人よりもデリケートです。そのため、ワキガの治療方法を決める際にも注意が必要です。
まず、子供の肌は乾燥しやすく皮膚が薄いです。大人と同じような治療をしてしまうと肌に大きな負担をかけてしまう可能性が高くなります。
子供のワキガを心配した親が医師にワキガの治療方法を尋ねても、あまりおすすめされないのはこういった要素が関係しているからです。
従来のワキガ治療はメスでワキ部分を切開し、汗腺を手作業で取り除くという方法がとられていました。
このような手術の場合、ワキに手術痕が残ってしまうだけではなく、手術を行う医師の技量によってはワキガの原因となる汗腺が取り残されてしまう可能性もあります。
また、治療後は安静が必要になります。
一定期間、プール授業に参加できないなど学校生活に支障が出てしまうことも。
子供にとっては心身ともに負担が大きい手術をためらう親は多いため、なかなか子供のワキガ治療に踏み切れないというケースもあるのですね。
■子供わきがにはミラドライがオススメな理由
とはいえ、ワキガを放っておけばやはりニオイの問題で悩み続けることになってしまいます。そこで、大西皮フ科形成外科はミラドライを使用したワキガ治療を推奨しています。
ミラドライを用いたワキガ治療であれば、メスなどで皮膚を切り開く必要はありません。
子供のデリケートな肌に大きな負担をかけることなく、機器が発する電磁波で汗腺を破壊できるのがミラドライの特徴でもあります。
また、ダウンタイムが短いのも大きなメリットです。
一般的には、手術後すぐに普通の生活に戻ることができます。治療も両ワキ合わせて約60~90分程度で完了するため、忙しいなかでも治療を受けることができます。もちろん、入院する必要もありません。
もしも子供がワキガを自覚しており、「なんとか治療をしたい」と思っていても、手術を受けさせることに抵抗があると思うのであれば、一度ミラドライができる病院でカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
■子供ワキガの治療は、実績のある大西皮フ科形成外科医院へ
とはいえ、安易に病院を選ぶのはおすすめできません。
ミラドライに対応しているクリニックであれば良いかというとそうではないのです。
実際に確認すべきは病院としての治療実績や信頼できる口コミ。そのほか、明確な料金設定がされているかどうかにも着目すべきでしょう。
多くのクリニックが広告を打ち出していますが、しっかりと病院の質をチェックすることが何より大切です。可能であれば、カウンセリングを受けて院内の様子やスタッフの対応を実際にみてみることもおすすめします。
大西皮フ科形成外科医院はミラドライの治療にも対応しており、治療実績もあります。
中には、莫大な広告費だけをかけて、腕はよくない病院や、卒業したばかりの技術の乏しい医師に施術を担当させる場合もあるからです。
記事監修
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大西 勝 院長
医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院
国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。