思春期の子供のワキガ! どうやって伝えたらいい?
2021/11/1
「このニオイはもしかして?」と、
ふとした瞬間お子様のワキガに
気がつくことも少なくありません。
ただ子供のニオイが気になっても、
どのように対処すればいいのか、
そもそも伝えることでお子様の心を
傷つけてしまうかもと困っている方も
いらっしゃるかもしれません。
ワキガは遺伝によって起こるケースが
ほとんどだということを考えて、
まずは親御様が心に寄り添って
あげることが大切です。
【目次】
両親がワキガなら子供への遺伝は90%
ワキガの発症が多くみられるのは、
思春期あたりからです。
もしそれより以前から
お子様の耳垢が湿っていたり、
ご両親のどちらか一人が
以前ワキガだったりすれば、
発症率は高まります。
遺伝しやすいワキガ
お父様かお母様のどちらか一方が
ワキガの場合に、
子供がワキガになる確率は50%。
これがもしお二人とも
ワキガであった場合は、
子供の発症率は約90%にも上りますから、
遺伝によって起こるケースが
ほとんどといえるのです。
ただし遺伝以外の理由から起こることもあり、
または多汗症でニオイが強いお子様もいます。
ホルモン分泌も原因に!
思春期には男女ともに
ホルモンの分泌が活発になります。
女性の生理前に体臭が強まることが
あるのもこのためです。
ワキガの元になる汗を分泌する
アポクリン汗腺は、
そのホルモンの影響を受けますから、
思春期になるとニオイで悩む
お子供様が増えてきます。
ワキガを発症する年齢のピークは、
およそ女性は10歳、
男性は11歳前後くらいといわれます。
お子様のワキガ、どのように伝えるべき?
友達からのいじめや、
不登校などにつながる
可能性のあるのが体のニオイです。
ストレートに
「臭い!」「ワキガじゃない?」などと
指摘するのは絶対に避けましょう。
こういった言葉は、
お子様の心に消えない傷を
作ってしまう場合だってあるのです。
ニオイは意外と自分では気づきにくいもので、
自分がワキガだと知ったのは、
両親や学校の友達に言われたから、
という方もかなりいらっしゃいます。
できれば友達から
「ワキガ?」「臭い」と言われてしまう前に、
少しでも早く、親御様から
上手に伝えてあげたいものです。
では思春期のお子様に
どんな風に切り出したら良いのか、
お話されるポイントをいくつか挙げてみます。
できるだけ本人を傷つけない方法
▶ワキガに関する情報を伝えてみる
「耳垢が湿っているとワキガになりやすいらしい」「お母さんも気になっていて…」
というように、
ワキガに関する情報を
さりげなく伝えてみます。
もしお子様に自覚があれば「実は自分も」と
話してくれるかもしれません。
▶親御さんもワキガの悩みを打ち明ける
もしご両親がワキガだとしたら、
「前にワキガで悩んだことがあった」
「もしそうであれば、良い改善方法を知っているから」などと、
悩みを共有していることを
伝えることができれば、
お子様に寄り添った話し方もできます。
▶ワキガは遺伝することを伝える
「ワキガは遺伝するらしいけど、大丈夫?」
などと聞かれたお子様が
「自分もそうみたい」と
返事をしてくれる場合もあります。
例えご両親がワキガでなくても
「自分が学生の頃、汗のニオイが気になったけど、どう?」
「誰でも体臭で悩む時期があるけど大丈夫?」
というような切り出し方で
話題にしてあげましょう。
▶ワキガに効く治療があることを伝える
ワキガになるのは
遺伝や体質によることが多く、
それに対しての治療をすれば
軽減できることを伝えてあげましょう。
「体臭で悩んでいるのは自分だけじゃない」
「解決する方法がある」と分かれば、
お子様の気持ちを軽くすることができます。
傷の残らないワキガ治療とは?
自分がワキガだと知ることは、
ご本人にとってショックかもしれませんが、
今は傷跡を残さずに
周りにもバレない治療法があります。
当院のミラドライは、
マイクロウェーブの照射で
ワキガの原因である汗腺を
破壊することができます。
ワキガや多汗症のための
新しい治療法なので、
切らずに施術でき、
治療後は誰にも気づかれる
心配もありません。
ワキガ・多汗症治療はミラドライで!
ワキガが原因で、
お子様の登校拒否や引きこもりに
発展してしまうケースも少なくありません。
ぜひ親御様が早めに
お子様のワキガに気づいてあげて、
心に配慮しながら伝えてあげて下さい。
そして大切なのは対処法を
一緒に考え、治療を開始することです。
はじめての治療では
不安なことも多いかと思います。
当院では患者様に安心して
治療を受けていただくため、
リラックスできる空間提供を
心がけております。
お子様のワキガ・多汗症の治療は
当院にお任せ下さい!
記事監修
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大西 勝 院長
医療法人 大美会 大西皮フ科形成外科医院
国立香川医科大学医学部卒業後、京都大学付属病院形成外科、大阪赤十字病院形成外科、社会保険広島市民病院、角谷整形外科病院、冨士森形成外科医院を経て、平成9年より大西皮フ科形成外科医院を開業。